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母 その2

8月に入ると会社の方で大きな変化があった。
いろいろ対応に追われることになりお盆に帰省すことは不可能だった。
予定を変更してお盆ではなく月末、遅くとも9月に帰省することにした。

やっと諸々終わり、夏休みの予定を立てた。
母に電話をして、次の土曜日に帰ることを伝えた。
するとほどなく父から折返しがあり、日にちを確認された。
父がこれまで電話口に出ることなどなかったので相当な違和感があった。

さて、夏休みを満喫すべく名古屋に到着したら、まずはスガキヤと決めていた。
肉入りラーメンを食べて、コンパルでコーチンサンドを食べればご機嫌である
名古屋の地下街はすっかり様子が変わってしまっていた。
まだ家に行くには時間があるので、愛知県立美術館で「国際芸術祭「あいち2022」」を観ることにした。
「あいちトリエンナーレ」から名称を変更して心機一転ということなのだろうか。
いつも楽しみにしていた名古屋市内の街中展示はなくなってしまった。

さて、自宅最寄りのT市の駅について、家に電話をしてタクシーに乗った。
ほどなく実家に到着。いつもなら玄関に灯りがついているが、暗い。
ドアを開けようとすると鍵がかかっている。何度かガチャガチャとドアを鳴らすと、やっと開いた。

鍵を開けてくれた母をひと目見て驚いた。
すっかり痩せ細ってしまい、背中も曲がり、毛は一部抜けて、眼も窪んでいた。
これはただ事ではないなと思いつつ、慌てても仕方ないのでお土産を渡してリビングのソファーに座った。
ここから地獄が始まる。


# by tonpu-2 | 2022-09-29 20:00 |

変化

今年に入ってから雲行きが怪しい。
怪しいというか、実際に様々なことが起こっている。
某氏の逝去、コロナ感染、そして母の認知症(仮)。
どれもが突然やってきたような気がするけれど、心のなかでは「いつか起こるだろう」と予測はしていた。ただそれらが実際に起こると戸惑うばかり。
そして自分自身の命に関わるほどのことでもない。
にもかかわらず、それなりにダメージを負っている。
そんな自分自身にこの言葉を捧げよう。

男は時々、何をしてもまったく駄目だという時があるのだ。やればやるだけおかしくなるだけで、することなすこと無駄な努力‥ふふ、いいか、そういう時、男はな、酒でも飲んでひっくり返って寝てればいいんだ。
出典:宇宙海賊キャプテンハーロック

# by tonpu-2 | 2022-09-21 20:00 | 日常

ぎっくり背中

いつものように目が覚めて、うーんと背伸びをしたら背中がビキっとなって痛みが走った。
そのまま硬直して動くことが出来ない。いや、動こうとすると痛くて動けないのだ。呼吸すらままならない。
横を向こうとしても痛い。腕立て伏せのようにして起き上がろうとしても無理。
背中が攣ったようだ。

しばらくして、横に向き、背中の力を極力使わずに起き上がることが出来た。でも痛い。
立ち上がると体重が背中に乗るのがわかり痛い。とにかく痛い。
痛み止めを飲んで、妻に湿布を貼ってもらい、パンを食べて再び寝床に戻る。

検索したら、ぎっくり背中というのがあるらしい。まさにそれ。
基本的には安静にしていればよいようだが、ジッとしてるほうが痛くて、動くと慣れるというか気も紛れるのでお昼は外出することに。
しかし着替えが困難。袖に手を通すことができないので、身を捩るのだけど痛みが走る。靴下を履くときに屈むのも無理。
ヨボヨボしてながら、なんとか着替えて電車に乗った。
電車の発着のときに荷重がかかるのが地味にきつい。
普段なにげなく過ごしているときにはわからないけれど、いざ身体が不自由になると気づくことは多い。
電車の座席が横向きではなくて縦、つまり進行方向に向いているとずいぶん違うのになぁと思う。
立ち上がるときも棒が近くにあれば助かるけれど、なにも無いと立つのも不便。
帰宅してシャワーを浴びて、また横になる。

そして一日経ったら少し具合は良くなった。
念の為整形外科へ行き診察してもらった。
レントゲンでは骨に以上はなく、背中の捻挫ということで、一週間経っても痛みが引かないようだったらまた来てくださいとのこと。
明日は事務所の引っ越しなので無理しないようにしよう。


# by tonpu-2 | 2022-07-04 20:00 | 日常

さらばプレジデント

プレジデント閉店するって。

と、妻から一言。どうやらツイッターで情報が出回っているらしい。
一階のパチ屋は引き続き営業するようで、サウナのみ閉店か。
ということは施設の老朽化とかではなく採算が取れないのだろう、と想像するしかない。

プレジデントと言えばサウナに目覚めて割と初期の頃によく通った。
カラカラの高温サウナと熱々のスチームサウナ。
ヒーターの前には木の椅子が置いてあって知らずに座ると熱すぎて飛び上がるというトラップが仕組まれている。
知ってる人は予め尻を冷やしたり、椅子にタオルを敷いたりするのだが、時おり何も知らずに飛び上がっている初心者を眺めては、心のなかで「誰もが通る道だな」とニヤリとするのも一興。

食堂はカレーやラーメン、炒飯など何を食べても美味しいし、そんなに混み合っていなくて快適なのである。
、、、そして、緊急事態宣言が発令されて各施設が続々と閉店するなかで、ひっそりと通常営業を続けていたことは公然の秘密である。おかげで何度救われたか。

さて、そんな想い出深いプレジが閉店するのは本当に残念。早速久しぶりに伺った。
入り口に貼り紙がしてあるものの、さほど混んでるわけでもない。はっきりいっていつもの風景。
でも時間が経つにつれてお客さんが増えていき、あぁやっぱり皆惜しんでいるのだなぁと感慨深いものがある。

とにかく好きなお店や施設には行けるときに行っとけ、ということだな。




# by tonpu-2 | 2022-06-15 20:00 | サウナ

かぶと

鰻が好きです。

とはいっても最近は値段が高騰していて気軽に食べることができなくなりました。
それに安いものはどうしても味が落ちるし、スーパーのものは添加物が多いと言うし皮も硬くてあまり積極的に食べる気になれません。
どうしたもんかと思っていました。

そんなときに池袋の「かぶと」という専門店は抜群に美味しくてコスパもよいとの噂を聞きつけました。
しかし予約が困難。
以前は電話での受付でしたが、何年か前からはwebに切り替わり、基本的に偶数月の第一木曜の昼12時からスタートということは知っているものの、うっかり忘れてしまうこともありました。
覚えていてもあっという間に予約済み。終了。
そんなこんなで3年が過ぎ、先日やっと予約を取ることが出来ました。
二ヶ月先の予約になるため、仕事の予定もなにもわからず日程は当てずっぽう。開始時間も午後三時からのため、有給休暇必須です。
さて、当日。
少し早くに着きすぎて寒風のなか待ちながら、店が開くのを待ちました。
奥から二番目の席に通されて、後でわかるのですがリピーター組は入り口側になるようです。

串から始まり、おしんこ、豆腐(絶品)などを挟みながら、一通り終わると白焼きが待っています。
しかもアッサリとコッテリの二種類。天下一品か。と思いながら食べ比べると、たしかに味わいが違っていてどちらも美味しい。
店主が試しに醤油で食べてみて、というので試してみると醤油の風味に負けてしまい白焼きが美味しく感じられない。など、いろいろな小話を伺いながら、鰻を一通り堪能させていただきました。
そしてトリを飾るのは蒲焼きです。
これも二匹。アッサリとコッテリ。天下一品か。
山椒も少し付けていただきます。

目の前で捌きたての鰻はどれも唸るほど絶品で、もう後戻りできない体になりました、あたし。どうしてくれるのよ。

蒲焼きのタレはご飯にかけて食べるのが正解で、これを忘れてしまったのが非常に残念でした。
次回の訪問時には必ずかけて鰻丼にして食べたいと思います。

我々はほとんど飲まないのですけど、他の方々はいろんな日本酒を呑みながらで、楽しそうでした。
お隣さんは呑みすぎてフラフラ。果たして味はわかるのでしょうか。
それはさておき、楽しいひとときでした。

こういう日もあるね。

# by tonpu-2 | 2022-02-02 20:00 | 食事