引っ越しました

妻と猫のおかゆと共に郊外へ引っ越しました。
路地や古びた店も飲み屋もパチンコ屋も風俗店も無い、不便ではないけれど、便利でもない、そんなところです。

フリーランスの時代に、部屋を借りることの難しさを知りました。
どこの馬の骨ともわからぬ人に不動産屋は部屋を貸してくれません。
両親も年金暮らしなので保証人に出来ず、別途保証会社との契約も必要でした。
保証会社を付けるには収入の証明書や貯金の残高を見せなければならず、侘びしい生活を送っていた自分にとってはとても辛いことでした。
不動産屋に足を運べど住む場所が決まらない日々が過ぎ、これだけ家やアパートがあるのに、自分が暮らすところが無いという現実が迫ってきて呆然としました。
一念発起して就職でもしようか?と知人の会社を訪ねても、「身分がきちんとしていない人を雇うことは出来ない」と、軽くあしらわれました。以前とはまったく違う態度でした。
サラリーマンが良い身分だとはちっとも思わないけれど、「あぁ世の中そういうことか」と、冷めた気持ちでその人の顔を眺めた記憶があります。

帰り道に強く思ったのは、ならば安定した収入と身分とやらをきちんとさせようじゃないか、と。

それから時が過ぎて、、、会社での仕事を継続し、それなりの肩書もつき、人並みの収入が入るようになると周りの態度も変わることに気がつきました。
世の中は、人の中身や本質など見ていなくて(見ようとしてもわからない)、その人にまつわる情報で◯☓を付けているだけだと思いました。
もちろんそうじゃない人もいるけれど。
今となっては、不動産屋は断るどころか物件を勧めてくるし、銀行は多くのローンを組ませようとします。
だったらありがたく頂戴します、といったところでしょうか。

マンションは東向きの高台なので朝陽が気持ちいいです。
夜景もきれいです。
おかゆも新居に馴染んでくれて廊下や部屋を走り回っています。
引っ越してよかったと思ってます。
[PR]
by tonpu-2 | 2016-04-13 20:00 | 日常 | Comments(0)

猫、カレー、ラーメン、たまに旅。


by tonpu-2